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ヨットの基本④コース

この記事では、コースの基本について書いてみます。

 

といってもアップウィンドのコース取りのセオリーはこの記事に書いているので、この記事ではほんとにさらっとだけ。

 

www.zkst-kuyc.work

 

今まで書いていたのは、全部アップウィンドを前提としていたので、この記事ではフリー(リーチング・ランニング)のコース取りについても最低限のことを書きたいと思います。

 

 

クローズのコース取り

詳しくは上の記事を見てください。笑

 

結論としては、ブロー・リフト・ロングを走るです。

 

コースで伸びるには相手よりも強い風のところを走るか、自分の方に風が振れるか、しかないです。なので、それを活かすために上の三つのセオリーを使います。

 

相手よりも風が強いところを走れば速いのは当たり前ですが、それと同様に、相手よりも風が弱いところを走れば相手よりも遅いです。

 

なので、ブランケやリーバウの位置などで走らないようにするというのも基本中の基本です。フレッシュウィンドで走るということは、簡単そうに思えて実に難しいことです。

 

リーチングのコース取り

話をできるだけシンプルにするために、他艇を絡めずに話を進めていきます。

 

基本的に、マークとマークを結んだラムライン上を走るようにします。最短距離なので。

 

そのうえで、

・ラムラインよりも上って走るか(ラフコース)

・ラムラインより下って走るか(ベアコース)

でみんな迷うと思います。

 

他艇を無視して風だけで考えると、リーチングの角度がタイトならラフコース、ルーズならベアコースの方が良いことが多いです。

タイトの時には上っておかないと、最後上り切れなくなる可能性がありますし、ルーズの時に上りすぎていると最後にジャイブをする羽目になります。なので、タイトならラフコース、ルーズならベアコースというのがセオリーです。

 

あとは他艇を考えない場合に良くあるのは、上からブローが振ってくる場合でしょうか。その場合、少し上っておいて、先にブローに入ってスピードを持った状態でベアすると前に出ることが多いです。準セオリーくらいにしておいて良いと思います。

 

ランニングのコース取り

セオリー

これは僕も自信がありませんが、基本的にはクローズと同じです。

ただ、風に対して進む向きが逆になっているので、自分の方に振れたら伸びるんじゃなくて、自分がいない方に振れると伸びます。そこだけ違います。

 

でも、基本は一緒で、ブロー・ロングを走ってればよいです。

ロングを走っていれば、自ずと次に振れる風と逆海面に行けるので、無難ですし、なによりマークに近づくことができます。

 

また、クローズのときと一緒で、ブランケで走らないのもすごく大事です。クローズと違うのは、後ろの艇がブランケをかけに行けるという点です。なので、自分が今後ろの船にブランケをかけられているのかを確認する必要があります。

 

とにかく、基本として、ブランケを走らない・ブロー・ロングを意識して、振れたらジャイブするというような感じで良いと思います。

 

ランニングのブランケってどうやって見る?

自分にブランケをかけてくる船を確認するには、マストトップの風見を確認すると良いです。その先に、船がいればブランケにかかっています(風と距離にもよりますが)。とかいいながら僕の船にはマストトップの風見がついてなかったので、サイドステイの風見で見てました笑。

 

ランニングで風をどうやって見る?

クローズで前を走ってたら、ブローってめちゃ見やすいというか、単純に海面を見て推測できるんですけど、ランニングってそうもいかないですよね。船がいすぎて、海面が見えないから笑。

 

じゃあどうやって風を見たら良いのでしょうか。

僕がやっていたのは基本的に次の二つです。

どちらも自分の後続艇を観察するという点では同じです。

もしも、自分が最下位なら使えないです。。。んまあでもその時はきっと海面が良く見えると思いますが笑

 

①バウの角度から判断する

後続艇のバウの角度を見ます。

そこから何がわかるかというと、彼らがどれくらい落とせているかがわかります。

 

スターボとポートどっちが落とせているのか、がわかります。

ということは、次入ってくる風がどっちに振れるのか、がわかります。

 

どれくらい落とせているのかってのは、どれくらい腹(船の横)が見えるか(どれくらいバウが自分の方を向いているかとも表現できる)でわかります。

スターボよりポートの船の腹の方が良く見える(ポートの船の方がバウが自分に向いていない)なら、スターボの方が落とせているので、風は上マークに向かって左に振っていることが分かります。というか、次来る風は左ということが分かります。

 

これをするだけで、次に来る風がどっちなのか分かります。クローズと違ってこれは確実です、だって実際に後ろの船にその風が入って走ってるから。その船がよほど変な角度で走っていない限り大外れはしないでしょう。

よく観察しとくと良いと思います。

 

②船の速度・引き波・音から判断する

次に、見ておくと良いのは、後続艇の速度や引き波の感じや、音が聞こえる範囲(引き波の音)なら音に注意します。

 

さっきの船の角度が、風のシフトを教えてくれたのに対して、これらの情報は風の強さを教えてくれます。

 

しかも、明らかに速度が上がってるとかなら、100%そこにはブローが存在しています。次来るブローが確実にわかりますね。

 

クローズにおいては、ブローが見えてもそれが100%当たることはないです。だれでも見間違いはありますし。ただ、ランニングで後ろの船が、明らかに速くなってたら絶対にブローに入ってます。確実に。なので後ろをよく見ておくことをおすすめします。

 

まとめ

以上、とても簡単に結論だけ書きました。

 

クローズでは、三つのセオリー(+ブランケとかで走らない)。

リーチングはできるだけ最短距離で走る。

ランニングも、セオリー通り走って、後は良く後ろを観察する。

 

って感じでしょうか。

 

コース(上り)について、さらに勉強してみたいなという人がいましたら、ここらへんに記事を書いてるので見ていただけたらと思います。

 

www.zkst-kuyc.work