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もと京大スナイプリーダーが技術・チーム作りを発信

インカレまで時間がない中で取れるスタンスとは①

めちゃくちゃ久しぶりの投稿になります。。

 

アフリカに行くつもりがコロナでいついけるかもわからず、、、

しかも僕のフィールドのエチオピアはバッタの襲来やら、歌手の銃殺事件やらで政情が不安定で今年度の渡航はあきらめざるを得ない状況です。

 

ということで、もしかすると、フィールドを日本、しかもヨット界にして研究(の練習)をするかもしれないです(ほぼ確)。

ヨット(部)をいろいろな角度から分析していけたらと思ってます。

 

とまあそれは置いといて、

コロナの影響でインカレ個人戦が延期されたり、まだ部活が再開していないところも多いと思います。

インカレがいつ行われるかにもよりますが、それぞれの部活によって、再開した時の実力や再開から本番までの時間、練習体制などに大きな差があると思います。

 

ひとつ言えるのは、どのチームも短期間で本番に臨まなくてはならないということです。短期間でチームを仕上げないといけない。

 

例年とは明らかに異質な状況下で、どのような活動をしていったら良いのでしょうか?

 

以前、インカレで求められる力は大きく分けて

①純粋なヨットの実力

②本番でマックスを出す力

の二つがあると書きました。

 

www.zkst-kuyc.work

 

この話を踏まえつつ、短期間で結果を出そうという選手たちにとって少しでも参考になる話ができればと思います。

 

 

スタンスが命

実際にいろんな活動が考えられると思いますが、

どんな具体的な策を講じるかよりも、それ以前に、チームがどういう方針・スタンスで今シーズンを過ごすのかということが最も大切です。

 

コロナが流行る前に立てた目標をそのまま目指すのか?

目標を下げるのか?

部員の確保など、部活の存続を第一にするのか?

などなど、、、

 

どういったスタンスをとるかによって、おのずと何をすべきかが変わってくるように思います。

 

自粛期間中にさんざんミーティングなりして、そこら辺の話は詰めているとは思いますが、、、

 

このような状況で取れる戦略は大きく分けると二つあると思います。

①今年の結果を重視する

②部が来年以降も強くなることを目指す

この二つのスタンスを軸に、何をすべきか見ていきます。

この記事では①を見ます。

 

①今年の結果を重視する場合

今年の結果を重視するなら、現時点での実力を埋めるために、短期間での圧倒的な成長を目指すと同時に、今の主力メンバーの実力を出し切れるような采配が必要です。

 

そもそも現時点の実力とは?

そもそも現時点での各チームの力はどう測ったらよいのでしょうか。

春合宿を十分に消化できないままに、自粛期間に入ってしまったため、今シーズンにおける成長はあまりないと考えてよいでしょう。

そうなると、現時点での実力は、

 

・昨年度のレースメンバー(や準レースメンバー格)がどれだけ残ってるか

・実力を持った経験者がどれだけ入ってきたか

 

に大きく依存すると思います。

 

各大学によってこの状況は大きく違うと思います。

国立でもインターハイ優勝ペアがそのまま入部したところもあったりして(やばすぎやろ)、国立と私立という二分法だけで語れないことでもあります。

 

まずは自分たちがどこに位置しているのかを把握するのが大事でしょう。

 

純粋なヨットの実力を短期間で上げる

では、何をすれば、その実力から目指すべきレベルまでいかに効率よく、「純粋なヨットの実力」を上げていけるのでしょうか。

ここでは、僕がもっとも重要だと思うものを挙げます。

 

それは、プロ(自分たちよりも圧倒的に実力のあるセーラー)の利用です。

 

手っ取り早く実力を上げようと思ったら、これが一番じゃないかと思います。確実に。

 

では、どう使えばいいのか?以下、具体的に三つ見ます。

 

1.動画を見てもらう&見せてもらう

自分たちの今までの動画、現在の動画を、有識者に評価してもらいます。

本来なら自分たちで試行錯誤しながら、「正解」を見つけていくのが筋ですが、コロナ禍ではそうも言ってられないでしょう。

 

自分たちよりも圧倒的にうまい人から、フィードバックをもらいそれを実践に移すことで短期間での成長が見込めると思います。

 

また、そういった人たちの動画をもらうことができれば、彼らの「正解」を知ることができ、そこへ至るまでの時間を大幅にカットする可能性も見えてきます。

 

見ただけで習得できるとは言いませんが、この二つを実践するのとしないのとで、成長速度は大きく変わるでしょう。

 

2.コーチングに来てもらう

動画のところとも被りますが、これも考えられる手段の中で最も効果的な方法の一つだと思います。

 

アドバイスをもらい、その場でそれを実践し、さらにフィードバックをもらえる。

 

自分たちだけで練習するよりもはるかに効率が良いです。

これを部活再開の早い段階でやることによって、それ以降の練習の質が明らかに上がります。

絶対にやった方がいい、と思います。

もちろん、インカレの地、西宮でのコーチングはめちゃくちゃキーになると思います。

 

3.ヨットに乗ってもらう

コーチングの究極の形ですかね。

現役で活躍されている社会人や、自分たちの大学の実力あるOBさんなど誰でもいいから、実際にヨットに乗ってもらう。

 

チューニングを見てもらってもいいし、ハンドリングや動作など細かい技術を見てもらってもいい。

 

外から見てもらうのと実際に一緒に乗るのとでは、全然違ったものが得られるはずです。

 

特に、本番が行われる西宮で一緒に乗ってもらってチューニングを見てもらったり、っていうのは半端なく効果があると思います。

 

また、「トップセーラーのお墨付きをもらった船」というのは、しょうもない話ですが、メンタル的にも非常に重要です。

「大して練習できてないけどあの全日本チャンピオンが速いって言ってたから」っていうメンタルは、小心者のようでもありますが、インカレではとても大事です。

これは次で話す「実力を最大限に発揮する能力」のアップにもつながる話です。

 

チューニングを気にすることなく、自分たちのレースに集中することができます。

 

 

ということで、インカレに必要な純粋なヨットの実力は、トップセーラーの方々に助けを求めるのが効果的ということでした。

では、その実力はどういった取り組みをすれば、本番で発揮できるのでしょうか。

 

現時点での実力を最大限に出せるように仕上げる

 

前の記事でも書きましたが、これはメンタルとチーム力といったたぐいのものに依存します。そちらは、以下の記事を参考にしてみてください。

 

www.zkst-kuyc.work

www.zkst-kuyc.work

 

今年はこれに加えて、誰にフォーカスして練習を組み立てるのか?が、例年よりも大事になってくると思います。

 

例えば、上で書いたようなコーチングをしてもらう場合に、誰を中心に見てもらうのか?

エースを見てもらうのか、三番艇を見てもらうのか、、、

 

また、どんな基準で配艇を組むのか?も大事です。

例年なら、ある程度下級生を意識した配艇を組む必要があると思いますが、最短で結果を出そうと思えば、そうも言ってられません。

自ずと現時点で実力のある選手どうしのペアになるでしょう。

 

しかし、あまりにも現時点での実力を重視した配艇にすると下級生のやる気を削ぐことにつながりかねず、チーム力を見たときには、マイナスになることも考えられます。

 

そこのバランスをとったり、リーダーはチームのメンバーへの細かな気遣いが必要になります。

逆にいえば、ある程度のリスクを取らなければ、現状からの圧倒的な成長は見込めないということです。

 

今年の結果を重視するというスタンスをとると決めた以上、それに伴って生じる問題に向き合う覚悟が必要になってきます。

 

まとめ

以上、今年の結果にこだわる場合に、どうしたらよいのかということについて簡単ですが、書きました。

 

純粋なヨットの実力を短期間で上げたければ、うまい人を活用する

現時点での力を生かすには、それを考慮した練習や配艇が必要になる

 

ということでした。

その過程で生じるであろう問題にも真摯に向き合うことで、インカレで求められる力をつけることができるのではないかと思います。

 

次の記事では、チームの将来性を考えたスタンスについて考えようと思います。

 

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